ちょっと・・・アウェイな夏。

昨日の仕事帰りにわざわざバイクを止めて撮影したくなった景色があった。
ちょうど遠くに生駒山が見えるその上に、まるできのこ雲のような・・・。
その上に月も出ていていい感じ。でも何だか地震でも起きるんじゃないか?東の方角。
あ、最近ほぼ毎日地震あったよね。
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今日随分久しぶりに作業所に出勤した。
本当は夏休みでガイドの仕事が毎日ビッシリ入ってるんだけど
ガイドの仕事で仲良くなったキラキラ君が実習生として作業所に来る日だから。
長時間同じ場所に居てもらうにはヘルパー側にもなかなか根気が必要なキラキラ君なので
他に彼をよく知る職員さんがいない事もあって僕が1日中彼の担当をする事になった。
その為にガイドの仕事はこの日全てお断りしてある。

お母さんも一緒に着いて来られて、やはり朝から家を出る理由が無くてゴネていたそうで
そこでお母さんは僕の名前を出して「今から会いに行こう」と言って連れ出したらしい。
ヘルパーとしてはある意味とても嬉しいお言葉だけど。照れくさい。

とにかく彼は休まずずっと、話し相手になってあげないといけない。
話し相手といっても実際には言葉を交わせないので様々な言葉を書き込んだ紙をめくって
そこらじゅう指差しをしたり、パンフレットやカタログを読んで聞かせて楽しませる。
とにかく同じ事を何度も何度も、何十回も何百回も。一緒にいる間中はずっとずっと。
それをお母さんは毎日繰り返して来られたわけで。
ガイドヘルパーや、作業所の職員が「もう何度も聞いたよ」とか「しつこい」なんて
そんな簡単に切り捨てるものじゃない。僕も何度も何十回も繰り返し話し相手をする。

お昼のお弁当をなかなか食べてくれなくて、その後も「僕の話を聞いて」猛烈アピール。
僕は休憩時間もとらずにずっと彼の相手をしていた。そのうち他の皆は午後の作業を開始。
朝からずっとずっと、今までガイドでお出かけした時と同じ内容の話を今日もずっと。

そしてとうとう「もうココから出て行きたい、帰りたい」の一点張り。
体のあちこちを壁や床にぶつけて自傷行為が始まった。
2階の食堂で1時間近く対応したが結局お母さんも可愛そうになってきたのだろう。
「時間までどうしても帰るわけにはいきませんか?」実は僕もそう考えていた。
ここがどういう所なのかよく判らず連れて来られて
周りには知らないヒトが沢山いて、仕事しよう・・・なんて言われても全く面白くない。

僕は作業所のボスにお母さんの声を届けて「そう言う事なら」と承諾を得た。

残った短い時間を他のキラキラさんたちとの作業で過ごし、
やがて送迎バスを見送って僕もそろそろ帰ろうという時、
僕が件のキラキラ君と2階にいたその時に1階ではちょっとした乱闘騒ぎがあって
他の男性職員さんが大変だったと知った。

その中でも最も体の大きな職員さんのTシャツがビリビリのボロボロに破れて捨ててあった。
そんな事があったとは知らずに、僕は2階でたった一人の男の子を相手に小さな猫なで声で
彼の大好きなテーマパークの話や、彼の大好きなCMソングを1時間もささやいていた。
広く全体の動きに対応しなければならないのに僕はたった一人だけに集中していた。
・・・・・・・・。
何だか野球の乱闘に加わらずにベンチに座っていた選手のような、奇妙な居心地の悪さ。

お母さんは「また来年も来ますのでその時も居て下さいね」と僕をご指名して帰った。
1年後に僕がココに居るんだろうかと思いながら「お待ちしてますね」と見送る。

この「夏休み」が始まってからほとんど毎日ガイドの仕事ばかりになってしまって
作業所の仕事には全くと言って良いほど来れなかった。
そのせいもあって久しぶりに来ても何となく仕事の流れが掴み難くて、アウェイな感じ。
こうしてガイドの合間にポツリ、ポツリとスポットで来るのだから仕方ないのかな。
それにしても結構職員さんが辞めていくものなんだな・・・・。
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強いニンゲンと、強そうに見えて本当は弱いニンゲンの違い。
自分がかつて傷つきやすい弱いニンゲンであった事を忘れなければ
それを知っていればもう少しモノの言い方もあるだろうに・・・・・。

弱いニンゲンはそれを言い返す事もせずに 
争ったり、相手を打ち負かして自分を押し通そうともせずに
ただひっそりと・・・自分の次の居場所を探して消え行く。

去年ココに来る前の僕がちょうどそうであったように。
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「あの人のこんな所がダメ」「あの人はココが全然ダメ」
真に素晴らしいニンゲンほど他人にそんなレッテルを貼りはしない。
僕も今日まで様々な「ダメ」を出されて生きて来たけれど
色々傷ついた分だけ、ひとにはもっと優しくならなければと思う。

誰かたった一人の為に
ただ一緒にいるだけで心落ち着き、幸福感に満ち溢れるような存在になりたい。
そして僕にとってそんな存在でいてくれるひとに出会いたい。

やりがいや生きがいを感じながら毎日働ければなお素晴らしいけれど。
今の場所が自分にとってどうであるか判るまでにはもう少し頑張りが必要のようだ。

今さらだけど、伊良部・・・・好きだったな。清原の涙のコメントに胸を締め付けられた。
彼もまた強そうに見えて本当はとても・・・・・・・・。

合掌。

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by beach_bunny | 2011-08-09 23:56 | 日記  

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