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あきらめの悪い男とうさぎの寝顔。

本当は今夜あたりから実家に向けてクルマを走らせるつもりだった。うさぎを載せて。
でも先日の親父との電話で「今しなければならない事」を優先すべきというわけで
今は店の閉店処理と自宅の引越しが先。それらが済んでから、あらためて帰省しようと。
1ヶ月の間に全てを終われるかどうかは判らないんだけど(介護実習も始まるし)。

それに・・・。
今実家に帰ったらもう二度と大阪に戻りたくなくなってしまいそうで。
負けを認めてケツをまくって逃げ出すような情けない危うさが、
今の僕には「帰省」というきっかけが大きな転機(スイッチ)になってしまいそうで。

19歳で家を出てから、今まで何度も何度も虚勢を張って踏みとどまってきた。



お店の壁面、コルクボードに並べて張ってあった写真を1枚1枚はがしてみた。
いろんなお客さんの、いろんな海の、楽しかった思い出が消されていくような気持ち・
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最後の1枚をはがした時に、たまらない寂しさを感じたけど。
前のお店で店長をしていた時、オーナーから突然「店を閉める」と言われて
その時もこうしてひとりで壁の写真を1枚ずつはがしてたっけ。

8年後に同じ事をするなんて想像もしてなかったな。
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年末のハードなバイトのせいにして大掃除も片付けも何もしてなかった。
でも本当は・・・ココを出て行くという決心がまだ揺らいでいたから。

どうせもう閉める店だし、という気持ちと、まだココを出て行きたくないという未練と。
そのせめぎ合いの中でどっちつかずのまま今日まで何もせずに居た中途半端な空間。

手を止めて椅子に座って休憩・・・ふと横を見たら「びーち」がこちらを見ていた。
ちょっとだけ首をかしげて心配そうにも見える表情で僕を見上げていた。

ケージの扉を開けて「びーち」の頭を撫でてみた。お互いに落ち着く心。
そうそう、お前には何も関係ないのにね。
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ペットヒーターのほんのり温かいベッドの上で次第に力を抜いていく。
ひくひく動いていた鼻が止まった。
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このまま寝るつもりだな?うさぎ。もちろんそれでいいけどな。
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床暖房と吊り下げストーブでポカポカのサンドイッチ。
温かくしてぐっすり眠れよな、うさぎ。
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本当に寝ちゃったみたいだな。
きっと今オレが動いたらその音で起きてしまうだろうから
しばらくこのまま見ていないといけなくなったな・・・。ま、それもいいけどな。
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正月早々新しい家も見つけなければならない。仕事も探さなくちゃならない。

毎年同じように「今年こそはお店に行きます」と言うお客さんたちからの年賀状の中で
たった1枚だけ、「お店が無くなっても一緒にダイビングしたい」と書かれたハガキがあった。
お客さんには店を閉めることは昨年の春にメールで一斉にお知らせしたんだけど
きっと忙しくてメール見ていない人が多いんだろうな・・・。そう思う事にしてた。

ちょっと遅くなってしまったけど、ひょっとしたらもう2度と会えない人たちに
閉店をお知らせする年賀状(みたいなもん)を投函したのは元旦の夜だった。

なんだ。もう起きてきたのか?うさぎ。
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大丈夫、いつも一緒だぞ。
早くやっつけて一緒に千葉までドライブしような。

あのな、年末ジャンボ宝くじが当たったらもう一度お店を頑張ろうなんて
そういう事を真剣に考えてしまうような救いようのないおバカなおっさんだけど、宜しくな。
どうせ・・外れちゃったしな。
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by beach_bunny | 2010-01-04 01:01 | 「びーち」  

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