バトンタッチ。

昨日の昼間ひとりでお店の片付けをしていたら「コンコン」とノックする音。
出てみると僕よりちょっと若い感じのご婦人、
「今年からダイビング復活したいので古い器材を見て欲しい」と。
看板もテントも無くなっているのにお店に来たと言うことは以前からココを知っていたんだね。

閉店の事情を話したけどお店が無くてもスクールだけ続行する可能性をお話したら
「春になったら是非ダイビング教えて下さい」と、嘘でも嬉しいお言葉。
この数ヶ月、閉店を決意してから何故か新しいお客さんがポツポツ来られて複雑。
僕は早まったのかな?・・・なんて。

昨夜(火曜の夜)は、と言うより今朝は、午前5時までかかって片付けを頑張った。
今までの店内とは比べ物にならない広さに、思わずびっくりして尻込みするうさぎ。
広いと言う事はそれだけ隠れる場所がないということで、やっぱり不安だよね。

でもこの後すぐに慣れて来て走り回ってたけど。(;^_^A
そんな「びーち」を見ながら短い休憩。手を止めるとすぐに寝てしまいそうになる。
気が付くと僕の膝に掴まり立ちして見上げるうさぎと目が合う。
なぜだか泣けた。

明けて水曜日のスケジュールは午前中にリサイクル業者が見積もり&買取に来て
お昼には愛車ステップワゴンの車検が完了するので引き取りに
そして午後2時からは引越し屋さんが来て大物を積み込んで新居へと移動。

益々お店の中は広々としてきた。
まるで開業当時の、「これからどうやって店内を賑やかにしていこうか」と考えていた時みたいに。
でも今は賑やかになっていくんじゃなくてどんどん寂しくなっていくんだね。
棚の後ろから、下から、すき間から。懐かさのカケラが見つかるたびに手が止まる。
それは1枚の写真だったり、小さなメモ書きだったり、無くしたはずのキーホルダーだったり。

もうすぐココに居てはいけない人間になる事の不条理さ。
ちょっと前までココは僕の城であり、秘密基地であり、夢の結晶だったのに。

知らない誰かがココでまた別の夢を見て城の主になる日がくるだろう。
どうかその人は上手くいきますように。
いいお客さんがたくさん来て賑やかな楽しいお店になりますように。

今まで何代も代わっていった店のオーナー達の「無念さ」が僕を邪魔していたとしたら
それよりもずっと強い力で僕が応援してあげる。そんなマイナスのパワーは残さないように。

頑張れ、負けるな。未だ見ぬ次のオーナー。
僕の分まで頼みます。
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明日のお昼に廃品回収業者さんの予約をしているので今夜はまた朝までかかるかな?
大丈夫。2~3日くらい寝なくたって死にはしない。
今まで何度死んでしまいたいと思ったって、こうして生きているんだもの。
生きていたいと思っている今は尚さら、だからこれくらいでは大丈夫。

捨てられるモノはどんどん捨てて、出来るだけきれいにして出て行こう。

何も残さずに・・・潔くバトンを渡そう。
うさぎが犬やネコと違うのはね、バック(後ずさり)がすごく苦手なんだ。
だから、前へ。ちょっとでもいいから前へ。

うさぎっぽく。

# by beach_bunny | 2010-02-03 18:48 | ひとり言 | Comments(5) 

泡盛とうさぎ。

そう言えば今年に入ってからほとんどシャッター閉めっぱなしで
久しぶりにシャッターを開けたらドアに「OPEN」の札がまだ下がってた。
これってシャッターを開けるときはいつもOPENだからって、両面テープで固定してたんだっけ。
お店を始めて以来、一度もひっくり返される事が無かったけど
両面テープをはがしてクルッとね、「CLOSE」と言うことで。

ダイビングの師匠が脚立を持って駆けつけてくれた。お店のテントと看板をさげる日。
いくら安いって言っても開店2年目には日焼けでボロボロになってたテントの文字。
結局その後ちゃんと造り直す余裕も無いまま。それにしてもひどい手抜きだよね。
軽く触るだけでパリパリと崩れて落ちる。
もう20年以上経ってるおとなりの店のテントの文字は今でもしっかり張り付いてるんだもの。
ま、もしまた商売をする事があったら、その時は信頼できる看板屋さんを探そうね。
でもそんな事はもうないか・・・やっぱり。

テントと、そして看板を「自分の手で」外して幕を引いた。これでいい。
どこかの知らない誰かに、いかにも乱暴に破壊されるよりは自分でゆっくり丁寧に。
寂しいけどそれでいい。

毎日大量の荷物を運び込まれて居住空間の半分も残っていなかった「新居」も
昨夜から頑張って収納&整理したら何とかまた新たなスペースが出現した。
台所は生活するのに最も大切なスペース、そおれなのに僕は無頓着だった。
「びーち」のトモダチが来てくれたら出来るだけ広くて快適なキッチンで料理が出来るように。

まぁ、台所を広くしたツケはリビングに。あとはお店にあった大きな棚を持ってくるだけ。
残っているスペースはそれで使い切る事になる。

前の家でも使っていた「ゆ」の暖簾(のれん)。ちゃんと持ってきた。
今までも狭いお風呂に難儀していたけど今度のお風呂は更に狭くて最悪。
せめてそこがお風呂であるという事を暖簾で主張しておかなければ・・・。

午前2時を過ぎてお店の片付け、今日はこの辺で終了。
ジャック・バウアーの活躍にワクワクしながら、めったに飲まない「泡盛」をチビチビと。
これで今夜はちゃんと眠れるかな?
「不眠症」なんて小心者の言い訳に過ぎないと思ってたけど。

カウンターも冷蔵庫も、エアコンも、まだまだ綺麗なんだけど二束三文で手放します。
完全に飾り物だったシャープのレジスターなんてのも。これって新品で買ったのにね。

うさぎは・・・・。
山盛りの黒豆さんで健康をアピールしてくれた後は突然ゴロンと。
黒砂糖をチビチビかじりながら泡盛を飲むなんていう粋は、うさぎには判るまい。

3歳おめでとう、うさぎ。お前の寝顔を肴に飲ませてもらうよ。
生きててくれてありがと。お前は最高だ。

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# by beach_bunny | 2010-02-02 03:52 | その他 | Comments(8) 

カウンターテーブル売りますけども。

新居に持っていくか行くまいか、最後までってか、さっきまで迷っていたカウンターテーブル、
僕のお店の受け付け、講習、飲み会、ひとり晩御飯・・・なんでもこなした万能テーブル。

サイズはざっと簡単にこんな感じ。横幅は対角線、一番遠い角から角の距離です。
高さは床面から天板まで。


ちょっと広めのリビングダイニングのあるお家にお住まいの方、いかがですか?
使用歴7年半ですが天板に目立つような傷や汚れはありません。
かなりしっかりした丈夫な造りで、80kgオーバーの僕が乗って歩いてもビクともしません。

これをたったひとつだけ、早いモン勝ちで
2月3日までに引き取っていただける方に限り20,000円ポッキリ
えーい、持ってけ!10,000円だ。
ご希望でしたら写真の イス4個もおまけ しちゃいます。

いかがでしょうか?高いですか?

僕のお店まで取りに来てくれる方に限ります。

・・・さぁ、問題はそれですわ。 (;´д`)ノ
送料負担していただけるかたは発送いたしますが。なにぶん大きい物ですので・・・。

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希望者はメールにて → info@bay-divers.com 「テーブル欲しい」係まで。

キャラバン・ロングとか、ハイエースとか、ちょっとしたトラックとか。あればいいんですけどね・・・。

# by beach_bunny | 2010-01-30 00:59 | SHOP | Comments(6) 

学生気分で

肝心の食器類は先に新しい部屋の方に持って行ってしまったのでラーメンを食べる時は
鍋のままで。

こんな食べ方、学生時代以来かも。

ひとりじゃどうにもならない引越し作業も一緒に手伝ってくれるひとがいると
気分的に全然違う、ココロに張りが出る。
この数日間、「トモダチ」と「ともだち」が忙しい仕事の合間に手伝ってくれた。
段ボールだらけの部屋で、荷物ケースをテーブルにしてお弁当を囲む休息。
これも何だか学生時代に戻ったようで。
楽しいね。

昨夜はじめて新しい部屋に泊まってみた。
皆が帰った後にゆっくりと「びーち」を説得してたっぷりの牧草とお水をあげて
暖房も点けたままにして、ひとりで新しい住まいに向かったのが午前3時。

荷物に囲まれた部屋の真ん中にマットとシュラフ(寝袋)を敷いて
・・・結局寝心地の悪さと寒さのせいでほとんど一睡も出来ないままだったけど。

今度の部屋は東向きに大きな窓があって、僕の大好きな夕焼けではなく朝焼けがきれい。
生駒山の稜線がしだいにハッキリしてくるのをしばらく見てた。

約束していたガス業者さんが来て開栓してもらったりガス漏れチェックしてもらったり。
この部屋ではじめて作ったのはカップの天ぷらそば。
ちょっと心細くてちょっとワクワクして、まるで初めて大阪に出てきた19歳の時みたいに。

お店に帰ってきて「びーち」の無事を確認してそのままへやんぽ。
寂しかったからなのか、うっぷんが溜まってたからなのか、寒さ対策なのか。
元気に走り回るうさぎ、(元)店長代理の「びーち」さんいつのまにか3歳。

はい、オレはまた今から片付けをするから、お前はケージでおとなしくしてろよな。
ニンジンの葉っぱ、あげるからさ。

来週いっしょにあの部屋に行こうな、うさぎ。
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つい数日前にとても鮮明な夢を見ました。
大地震、アスファルトの道路が連続ジャンプ台のように寸断された映像。
「伊豆地方」というニュースの見出し。大きな被害が出て復旧もままならない状態。
ただの「夢」なんですけどね。あんまりハッキリしたイメージだったから。

大阪だって、日本のどこだっていつ大きな地震が来るか判らない。
皆さん枕元に靴下と履きなれたスニーカーを1足、用意して寝ましょうね。
ガラスの破片で足の裏を怪我するとそれだけで非難に支障がでます。
この部位はザックリ切っちゃうとかなりの出血を見ます。そしてココは治りも遅いです。
ちゃんと玄関から出て行けるとは限らないんですよ、緊急時はね。

その夢の最後に誰かが大きな声で
「えー!たけし(が)死んだぁー?」
と言っていたのが印象的でした。世界の北野(たけし)さん、まさか・・・ね。

はいはい、ただの夢です。ゆ・め。

# by beach_bunny | 2010-01-29 16:42 | その他 | Comments(4) 

うさぎは今のままで。

毎日毎日、ガラクタと格闘しては途方に暮れる日々。
いよいよ明後日から新居への積み込み開始、その前に明日はデイサービスでの実習。

食っちゃ寝、のうさぎは文句も言わずに遊びたい気持ちをグッと抑えて
ただどうしようもない退屈に、何度も何度も「ドッテン」と音を立てて寝転ぶ。

すぐ横でガチャガチャ音を立てているにも関わらず平気な顔して熟睡してる。
なかなか良い度胸だな、うさぎ。

もうちょっと、待っててくれよな。

昨日は「びーち」のトモダチが手伝ってくれたおかげで台所用品や食器類が箱詰めできた。
一人だとついつい塞ぎ込んでしまいそうになるけど、二人なら気分も晴れるね。
やっぱりね、うさぎだけじゃダメなんだ。「びーち」には悪いけど。

今日はダイビングの師匠が心配して訪ねて来てくれた。
巻き寿司とお稲荷さんのお土産を持って。
週末に手伝いに来てくれる事になりそう。
とりあえずワインセラーに飾りっぱなしだったワイン5~6本、お礼の印にお渡しした。

師匠が帰ってからスーパーで明日のお弁当を買い物したら、レジの金額表示にびっくり。

スリーナインだし!よしよし、明日はきっと悪い日じゃない。
良い日でなくてもいいんだ、悪い日じゃなければきっと何とかなる。

早く・・・新しい部屋と、新しい仕事と、新しい自分を楽しめるようにならないとね。
いまは後を振り返るヒマも気持ちのゆとりも無いけど、そのうちいつか笑い話に換えてやる。

こんなお店にしがみついて、いままでいろんなアルバイトをしながら歯を食いしばってきた。
町の塗装工場で、遠く離れた鉄工所で、爪の中まで油で真っ黒になりながら。
チャラチャラと「休日はダイビング」だとか「うさぎと散歩」だとか、全く呑気なヤツだと思われても
どうしてそこまでしてダイビングショップを続けようとしていたのかさえ判らなくなっても
凍えるような冬の作業場、サウナのような真夏の工場。
最後は宅急便のドライバーなんてのもやったっけ。もう随分前の昔話みたい。

いま振り返ると昨日までの辛かった事が生々しすぎて。
だから、・・・振り返るのはもう少し経ってからでいいや。

どうせならすごく楽しい時に。
辛いこと、悲しい事を思い出すのはそれに負けないような凄く楽しい事があった時に限るね。
そうやって苦しさをちょっとずつ楽しさで薄めていけますように。
だからこれからも何か良い事が待っていますように。

辛い障害や、重い病気や、耐え難い孤独や苦しみと闘っているひとたちがいる。
生きているだけでラッキー・・・・本当はそうじゃない事は知ってるけれど。
もう生きているのがイヤになってしまったひとたちの気持ちも痛いほど判るけど。

試しにあと1ヶ月だけ生きてみてはどうだろう?
その1ヶ月の中で何度か楽しかったり、笑える事があったとしたら。
更にあと1ヶ月、試しに生きてみてはどうだろう?

そうやってまた1年が過ぎた時に、自分だけじゃない周りの何かが変わってるかも。
自分で変えようとしてもどうしようもない時だってあるからね。
そんな時は変わって行くのを待ってみてはどうだろう?

変わる事を「期待する」というのは、変わるために「努力をする」ことの次に「いい感じ」だと思う。
変われない、変わりっこない、とサジを投げるよりもずっとずっと「いい感じ」だと思う。

でもうさぎは・・・変わらないでこのままがいいな。
今のお前が最高だからな。
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元気で幸せなひとは時として残酷だな。励ます前に自慢話から始まるひとは尚更。
そしてちょっとだけこちらに同情してまた自慢話で終わる。
大声で、元気な笑顔で、 「頑張れ!元気出せ!」と発破をかける。
幸せなひとは元気があればあるほど温度差があり過ぎて痛いな・・・。
寒くて凍えてる時に、いきなり「暖めてやる!」って熱湯をかけられたみたいだ。

かつての僕もきっとそうだったかもしれない・・・。ごめんね、その時のひとたち。
それと、ありがと。熱湯をかけてくれたひとたち。
無関心、黙殺・・・よりも、ずっとずっと、嬉しかったです。

# by beach_bunny | 2010-01-25 22:29 | その他 | Comments(21) 

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